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共 同 募 金 托 鉢

           


 毎年十月の友引の日をにらんで、赤い羽根共同募金の托鉢が行われる。小雨決行である。募金ではあるが、その金額の多少を意識することはない。托鉢が社会の浄化につながり、市民のボランティアへの心が育ってくれれば良いと考えているからである。 托鉢であるから「これは強制なんですか」?と募金箱にお金を入れる人はいないし、額にしわ寄せ、渋々財布を開ける人もいない。第一、そういう人は皆逃げて行く。時には、家の中まで入って募金のお願いをする。商売柄?奇特な人は分かるのである。
 托鉢の「こちらは萩市仏教会です、今年も恒例の赤い羽共同募金托鉢を行っております。どうぞ、皆様の浄財御喜捨賜りますようお願い申し上げます。」の声を聞きつけ、駆け寄って来られる。たとえようもなく爽やかな笑顔で頭を下げ「ご苦労様です」と、声をかけて下さる。私たちは、ただただ合掌する。
 托鉢のお金は、真心のこもった清らかなお金である。その浄財が生かされなければ、ボランティアの心は失われて行く。生かされると信じて毎年托鉢に励むのである。


平成23年 托鉢風景 (2011/10/8・土)



日蓮宗妙蓮寺本堂前にて出発諷経



当日の萩城下町は「着物ウィークin萩」が催されており、多くの着物姿の方々からも浄財をいただきました。