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じ ょ う ど う え
成 道 会

 本年は日蓮宗法華寺を会場とし、成道会法要を執り行いました。(平成28年12月8日)





山号額「松原山」

本堂正面の山号額「松原山」は江戸の能書家である佐々木玄龍(享保7・1722没)による。



関防印「用筆天」と落款「佐玄龍題」「墨隠」

玄龍は他に安養寺常念寺長寿寺の山号額、及び龍蔵寺観音堂額を揮毫した事が知られる。

萩市内寺院における佐々木玄龍揮毫額はこちら





本堂内扁額「立正安國」
元内閣総理大臣 田中義一揮毫



 

 

法要風景

当会編纂『大方広円覚修多羅了義経』を読誦し、一同焼香。

須弥壇上には「一塔両尊四士」、「日蓮聖人と獅子上文殊・白象上普賢両脇侍」、「机上の法華八巻」、「多宝塔」が安座されている。

格天井には日本画が施され、その一枚に「古屋勘五郎氏之應需昭和庚午之春板原五行寫」とある。
明治年間に焼失した当寺本堂は昭和6(1931)年に改築されたが、その前年の昭和5(=庚午)年春に、
古屋勘五郎(昭和16・1941没)が願主となり、下関の日本画家坂原五行(昭和16・1941没)により描かれたと知られよう。
下関で漁業を営じ県会議員でもあった古屋の名は、本堂脇の改築記念碑に総代筆頭として記銘されている。





山門上では猿が桃を食んでいます