このページは音声読み上げページです。下の[開始]ボタン(右矢印)を押すと、テキストの読み上げを開始します。([開始]ボタン(右矢印)が出ていない場合はここをクリックしてください。)


          閏年とお墓

(曹洞宗・亨徳寺・荒木玄修


  2004年は閏年となりますが、この時期になりますと、よく来年は閏だからお墓を建てたり、改修したりするのはよくないというような事を耳にします。
 
昔からの言い伝えとか、佐賀藩の殿様が言ったとかいろいろ聞きますが、これには何の根拠もありません。

   最も有力な説として、明治以前は暦が旧暦であり 1年が354日で8年に3回閏年が来てしかもその年は1ヶ月おおい13ヶ月であったそうです。

 ですから普通の年と同じように生活すると金銭的に、1ヶ月分もたないから節約をするということと、一月繰り返されるので同じ事が繰り返される、お墓を建てるとお墓を建てるようなことが繰り返されるつまり不幸がくりかえされると、話がつながっていったようです。

   仏教的な根拠は何一つありませんので、気にされることはありません。

 菩提寺の和尚様にお経をよんでいただく日が一番の吉日ですので、誰よりも最初に和尚様に相談されることをおすすめいたします。

音声読み上げ機能については、日本アイ・ビー・エムの「ボイスらんど」のページ(http://www.ibm.com/jp/voiceland/)をご覧ください。