かんかん照りがつづいたかと思うと今度は雨ばかり、ぼやきたくもなりますが、長い目で見ますとたいしたことではないようです。心を大きくど〜んとかまえましょう。
6月の初めに、テレビでご存じのかたもありますでしょうが、105才の宮崎禅師様が山口で開かれたご詠歌の全国大会にこられました。
そのとき、7千人を前にして言われたことは、「毎朝、仏壇の前でお線香1本まっすぐに立て、ご本尊様、線香、自分が一直線になるようにして、1分でも2分でもいいから、息を整え、姿勢をまっすぐにして心を落ち着けて座りなさい。毎日、つづけることが大事だ。」といわれました。
なにげないことですが、なかなか難しい事です。朝のあわただしいときに、お線香をまっすぐ立てるのも難しいですが、心を落ち着けてたとえ1分でも座るのは、もっと難しいでしょう。
しかしそこをど〜んと構えてやってみましょう。毎日続けることで自分自身も穏やかになってきますし、その姿を子供さんやお孫さんが見ているのです。
禅師様は「まねごとでも、一生つづければ、ほんまもんや」とも言われております。ひとつほんまもん目指してつづけてみてはいかがでしょうか。