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          初めての日本訪問

曹洞宗・玉泉寺・末益俊二


昨年7月に山口に招待したタイ山岳少数民族モン族の高校生「ヤー」君の感想を紹介します。

日本に行く前、日本は高度に進んだ技術のある、発展した国なのだろうと思っていました。僕の予想は正しかったのですが、実際は、はるかに僕の想像を超えたものでした。山口県は、北タイの都市部に似ていました。、滞在中は、ずっとおいしい空気を吸うことができました。

今回が、初めての外国行きでした。日本では、いろいろな文化交流プログラムがありました。空港のターミナル内では、日本人が足早に歩いていて、活動的な人たちだという印象を受けました。

入国審査を終えて、みんな、バンに乗って、目的地まで移動しました。移動している間、窓からは、美しい風景を見ました。山々は木々に覆われて緑を作り、特に松が多かったようです。どの山も、誰かの所有地だそうで、木を伐採した後には、また木々を植えるのでしょう。

日本の用水路は、清潔に保たれていました。田んぼは、タイの田んぼとは違って、それぞれの田んぼの間にコンクリートで小道が作られていました。また、移動しやすいようなあぜ道も作られていました。

キャンプにも参加しました。僕は、日本の障害者といっしょに活動しました。彼らは、新しいゲームや運動、お絵かき、ダンスなどを教えてくれました。そして、日本料理を一緒に作るチャンスもありました。

こういう活動から、僕は、いろいろな活動のやり方を学ぶことができました。日本人とコミュニケーションをとることは難しくもありましたが、楽しく過ごすことができました。

活動に参加していて、僕は、日本人は、障害があっても、特別視しないことを知り、このような温かい雰囲気が好きになりました。

日本での僕の経験は、全てが価値ある経験でした。僕は、もし、僕の国の人たちが、全て日本人のように振舞うことができたなら、もっと発展するだろうにと思います。残念なことに、タイ人は、重要な点を見逃しているように思います。僕自身は、今回の大切な経験を、人生にいかしていきたいです。

音声読み上げ機能については、日本アイ・ビー・エムの「ボイスらんど」のページ(http://www.ibm.com/jp/voiceland/)をご覧ください。