日輪山 南明寺 (にちりんざん なんみょうじ)


▼お寺自慢▲
●第四世源海が観音の霊夢を見て植えたといわれる糸桜はみごと。春彼岸直後が見ごろ。

詳細データ
宗派           天台宗
所在地      〒758-0061 萩市椿626
地図
電話           0838−22−7772
住職          伊藤礼之 第二〇世 昭和十八年十月一日生
本尊          聖観音菩薩
伽藍      観音堂(室町時代、竹田蕃匠作)/ 庫院/ 奉安庫(昭和四十六年)
沿革          寺伝によれば、大同元年(806)に行基の開基ということになっているが確定はできない。しかし、それに近い年代に、真言優婆塞(在家の仏教信者)の修行道場が創建され、彼らによって受け継がれていたものと思われる。毛利輝元入国の時、山口の氷上山興隆寺の脇坊であった仏乗坊の源康法印という天台僧が招かれ、慶長十一年(1606)に住職に任命されてから、天台宗寺院として中興された。毛利氏時代には多くの堂宇が存在し、信者の参詣も頻繁であったようであるが、明治から今日にかけて徐々に規模が縮小されたようである。昭和四十六年(1971)奉安庫が山麓に建立され、山腹にある観音堂から聖観音・千手観音等を移し安置された。
寺宝等     聖観音菩薩・千手観音菩薩(国指定重要文化財)/ 不動明王・観音堂(市指定文化財)/ 四天王(鎌倉時代、萩市郷土博物館に常設展示)/ 十一面観音/ 地蔵菩薩/ 大日如来/ 
歴代住職  開山源康/ 第二世源忠/ 第三世源重/ 第四世源海/ 第五世玄海/ 第六世至玄/ (途中不明)/ 第一六世磨石(明治四十年没)/ 第一七世石渓(片山、昭和十三年没)/ 第一八世亮海(石坂、昭和二十四年没)/ 第一九世全応(水津、昭和四十九年退寺)