万松山 明円寺 (ばんしょうざん みょうえんじ)
▼お寺自慢▲
親鸞聖人の歓喜の坐像。昭和36年、滋賀工場にて恵信尼公の遺髪を入れて鋳造したもの。
《詳細データ》
■宗派 浄土真宗本願寺派
■所在地 〒758-0032
萩市北古萩30
■地図
■電話 0838−22−4723
■FAX 0838−22−4723
■住職 渡辺徹照 第一三世
昭和二十五年九月十六日生
■本尊 阿弥陀如来
■伽藍 本堂/ 庫裏/ 山門/
客室
■沿革 明治四十五年(1912)三月、明円寺と勝楽寺が合併し、勝楽寺の土地・建物等一切を充用し、改めて明円寺とした。
明円寺は開基を祐甫といい、初めは浄土宗の僧であったが、高林坊(広島県甲田町)第四世西願に帰依し真宗僧となった。輝元の萩移封の折りに萩に来て、慶長十年(1605)に瓦町に寺地を賜り、一宇を建立して高林坊と号した。第二世祐寂代、寛永十七年(1640)に秀就から「万松嶺」の山号を下され、寺号を明円寺と改めた。第五世祐誉は初め浄土宗の僧となり、増上寺に学んだが、後に真宗に帰って五世となり、堂宇を再建したり、末寺を創建したりして寺門の興隆につとめた。
勝楽寺は毛利家家臣渡辺出雲守が老後に出家し、真宗僧了専となって広島亀山の麓、堅田に天正十九年(1591)に創建された。その後慶長年間(1596〜1614)に現在の明円寺の地に移転した。しかし二度の火災により、古い記録はない。
■年中行事 宗祖忌(毎月十六日)/ 報恩講(十月二十二〜二十四日)/
永代経(五月二十二〜二十四日)/ 宗祖降誕会(五月二十四日)/
開基歴代供養(十月二十一日)/ 婦人会
■寺宝等 九字名号 十字名号(親鸞聖人御真筆)/
蓮如上人御真筆一葉/ 石津美矯氏建立の報恩碑
■歴代住職 開基了専(寛永八年没)/ 第二世清春(天和三年没)/ 第三世柳雪(正徳二年没)/ 第四世雪宗(享保十八年没)/ 第五世柳宗(天明二年没)/ 第六世柳泰(享和二年没)/ 第七世秀覚(寛政六年没)/ 第八世宏道(文化十三年没)/ 第九世宏柳(明治六年没)/ 第一〇世驚門(明治三十九年没)/ 第一一世曜朗(昭和十三年没)/ 第一二世慈雲(代々渡辺姓)
■有名人 久保五郎左衛門 / 町田梅之進 / 吉田祥朔